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六甲山頂からの展望
ホテルフロントが六甲へ行くのなら、車で送ってくれると言うので、肖ることにした。
六甲―有馬をつなぐ観光コースが設けられていて、有馬温泉からロープウェイで六甲山頂駅へ行
きバスで南側の六甲ケーブルまでを巡り海側麓の六甲ケーブル下駅へ降りるコースには割引券も出
ている由であった。
長男に迎えに来てもらう都合があったので TELをすると、ロープウェイの山頂駅まで来てくれる
ことになった。山頂の六甲ガーデンテラスのレストランで13時過ぎに待ち合わせのこととした。
ホテルの車は5〜6分でロープウェイの駅に着いた。
ゴンドラは20分おきに運転されており、10時50分発が出たばかりだったので陽の当たる山
並みを眺めていると、乗客らしい5人連れのファミリーが来た。台湾の高雄から来た人達と言う。
英語を話す人が一人いたので日本の印象を聴くなど言葉を交わして楽しかった。昨晩は私達と同
じ有馬温泉に泊まり、大阪方面へ行くところとか。一族で楽しく日本を過ごしているとのことであ
った。
私達は台北までしか行ったことが無かったので高雄のことが話題に出来ず残念だった。
ゴンドラからは、好天で、まだ咲いている山桜の景色も眺められて良かった。
「六甲ガーデンテラス」
六甲山は、兵庫県南東部、神戸市の市街地の西から北にかけての山塊で、瀬戸内海国立公園の区
域に指定されている。一般に「六甲山」は大小の山を含む六甲山系全域(狭義には中央部から東部
)を指し、最高峰は特に六甲最高峰(東六甲山)と称され、標高932mである。
山域は神戸市のほか、芦屋市、西宮市、宝塚市に属する。
山系は南北に狭く、東西方向に長さ数十kmにわたって市街地の北側直近に迫っており、その山並
みは神戸・阪神間また大阪市内を含む大阪府内からも天然のランドマークとして機能している。
また裏六甲側からの山系も高い山地に遮られないこともあり、三田市や三木市、天気が良ければ
小野市・加東市・加西市・加古川市などの兵庫県中部、姫路市などの兵庫県南西部などからも望む
ことができるという。古くから交通路としてだけでなく観光施設の開発が進められ、多くの観光客
や登山客を集めているのだ。
六甲山の大部分は、約1億年前(中生代白亜紀)に地下深くで生まれた花崗岩でできている。第
四紀、百万年前以後の六甲変動と呼ばれる地殻変動によって最高部が 900m 以上に至るまで隆起し、
現在も変動を続けていると言われる。
山頂駅のすぐ近くの高台が「六甲ガーデンテラス」と呼ばれ、飲食店とショップがあったので、
レストランに席をとって、昼食をしていると長男がやって来た。金曜日なので会社の休みをとって
自宅から車を出してきたらしい。
一緒に食事をしてから展望スペースの広いウッドデッキに立つと、晴天下に、明石海峡から大阪
平野、関西国際空港までが一望できた。淡路島や播磨平野、その海岸線に迫る六甲山系が見てとれ、
南には金剛山や泉州地域の海岸線、紀伊水道の友ヶ島なども見えた。
東には生駒山や大阪(阪神)平野一帯の眺望、淀川や大阪市内も見ることができた。また直下右手
には神戸の市街地やが見え、大変見晴らしの良い日で登った甲斐があった。夜景は日本三大夜景の
一つとされ、今では「神戸1000万ドルの夜景」と称されている。さぞ美しいことだろう。
*
車の中には長男宅の愛犬ヨークテリヤの「テディ」が乗っていた。サンフランシスコ生まれで昨
年一緒に転居してきた7才犬だ。チョコマカと元気いっぱいである。元気余って乗用車の座席を前
や後ろに移動するので、六甲のカーブの多い下り坂道は手におえないありさまだった。
「西ノ宮」
阪急西宮北口駅の近くの長男宅で小休止のあと、私たちは長男の案内で通称「西宮マリーナ」、
西宮ヨットハーバーまで散歩に出ることにした。
西宮は阪神間の中間に位置する都市。2005年4月1日の推計人口で尼崎市を抜き兵庫県第三位の都
市となり、2006年6月12日には推計人口が47万人を超えた。
プロ野球・阪神タイガースの本拠地である阪神甲子園球場や毎年1月9日から11日の十日戎で「福
男選び」の神事を行うことで有名になった西宮神社(西宮はここの門前町として栄えてきたのだそ
うだ)が所在している。
また、西宮は江戸時代に酒造りと酒の積出しでも栄えた港町である。
港の西に注ぐ東川や、津門川の上流、津門のあたりは古く万葉の時代に大陸からの船などの停泊
地だったといわれ、史跡、伝説が残っているようだ。
その河口、西宮の港に 「西宮マリーナ」が今から70年前(1945年)開設された。以来、西宮
は関西のマリンスポーツのメッカとして発展してきた。私も若いころヨットを操ったが、当時は
一人か二人でクルーを組むスナイプやシーホースが主流だった。今やここには瀬戸内、淡路へのク
ルージングの出発点として多くのクルーザーが集結している。又、「西宮マリーナ」からは多くの
海外レースに参加したシーマンが多く、数々の偉業が成されている。
マリーナに係留されたたくさんのクルージングヨットを見ると、その贅沢さに、日本のマリンレジャー
生活レベルもかなり高度になったものだと頷かざるを得ない気がした。
大阪湾、西宮港の一番奥まった静かな入り江にある「マリーナ」は、センターハウス内の西側に
関西小型船安全協会事務局、東側には老舗名門ヨットクラブである関西ヨットクラブがある。太平
洋を初めて小型ヨットで単独横断を果たした芦屋市在住の海洋冒険家・堀江謙一氏は、ここの名誉
会員であり、その艇も展示されていた。
近くに西宮大橋も見え、緑地やマンション街だけでなく、リゾートホテル、テニスコート、、野
外音楽堂などもあって整備された公園のようであった。
私たちは地域内のスーパーで買い物をして戻った。
*
翌朝 私は長男宅から散歩に出た。
すぐ近くには西宮中央運動公園があり、早朝のグランドや体育館には最早トレーニングに励む人
々の姿があった。照明塔の設備された、野球場の2面も悠々の広いグランドであった。関西に住ん
だことのある人に言わせると東京よりは住みやすいというが、大阪・神戸間の交通便のみならず、
住民への厚生施設も充実しているようである。
171号線の道路を西へ進み、南へ折れて阪急の鉄道を越え、JR線を渡ったところで国道2号
線にぶつかる。その先左手が阪神電鉄の西宮駅であったが、私は国道を左折して西宮市役所へ行っ
てみた。国道2号線を右折した角が市議会の建物で、これが市役所と並んでいた。
正面玄関前の多岐にわたる行事などを掲げた大看板が目に付いたが、建物も整った見栄えのする
感じに見えた。向い側に建つアミティーホールと名した市民会館のそばに大きく茂った楠と樅の木
が印象的だった。
国道の信号を2つ行った先がJRの西宮駅入口であった。6時過ぎたばかりでは通勤の人々もま
だ少なく、駅前とはいえビルも少なく、この辺りは鉄道が多く敷設されているので駅前に商業地が集
中すると言うこともないように思われる。
開いている喫茶店もな無さそうなので、私は駅の中を通り抜けて北側に出て、阪急西宮北口駅の
方へ戻った。
(風次郎)
西宮ヨットハーバー
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